Various types of Beta-Glucan
黒酵母(アウレオバシジウム)培養液以外のβ-グルカンいろいろ
キノコから抽出されたものでは、アガリクス、シイタケ、メシマコブやマイタケなどがあり、微生物ではパン酵母(イースト菌)、またほかにオーツ麦から作られたものなどがあります。これらの物質からできた製品は、主に粉末状に加工されているという特徴があり、代表的なものは次のようになります。アガリクス
別名ヒメマツタケ、またはカワリハラタケといい、β-グルカンが摂取できる食品として最も有名なもののひとつです。現在は人工栽培が主流で、子実体や菌子体からβ-グルカンを抽出します。●アガリクス製品の特徴
アガリクスは、そのまま食べてもβ-グルカンを摂取しにくいので抽出または精製する必要があります。液状のものもありますが、粉末状の製品が多数販売されています。
パン酵母
パン酵母とは、パンを作る際に使うイースト菌のことです。通常パン酵母に含まれているβ-グルカンは、マンノプロテインという硬い層の中にあって人間には消化しきれないため、パンを食べることでは摂取できません。そこで特殊な技術によりパン酵母からβ-グルカンを抽出精製します。●パン酵母製品の特徴
β-グルカンの含有度が高く、粉末状で販売されています。糖鎖はβ-1,3-1,6グルカンの分子構造をとります。
オーツ麦(和名:燕麦)
欧米ではオートミールとして子供からお年寄りまで広く親しまれている食品です。●オーツ麦製品の特徴
可溶性食物繊維としてβ-グルカンを5%以上含み、粉末状で販売されています。